名張市で屋根カバー工法/スレートからスーパーガルテクトへ
2025.01.17 (Fri)
名張市で屋根カバー工法/スレートからスーパーガルテクトへ 施工データ
施工地域 | 名張市 |
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内容 | 屋根カバー工法・雨樋工事 |
工事内容 | 雨樋工事屋根カバー工法 |
金額 | 180万円程度 |
屋根材 | スレート |
工事期間 | 約12日間 |
下見(棟板金)
棟板金(むねばんきん)は、屋根の最上部に設置される金属製の部材のことです。
雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。下見(棟板金)
この棟板金を固定するために使用されるのが「釘」ですが、経年劣化や外部の影響によって釘が浮いてしまうことがあります。
釘が浮いたまま放置しておくと隙間から雨水が入り込む可能性があります。
がが浮き、棟板金が不安定になると、強風や台風の際に棟板金が飛ばされる危険性が高まります。下見(スレート)
屋根材のスレートは色あせ、ひび割れ、剥がれなどが見られました。
スレート材の表面が紫外線や風雨にさらされることで、元々の色が薄くなり、屋根全体に色褪せた状態になります。
見た目が悪くなるだけでなく、スレートの防水性能が低下するサインでもあります。
またスレートのひび割れが進行すると、そこから雨水が浸入し、さらに大きなダメージを引き起こしてしまいます。
既存の棟板金撤去
固定されている釘やビスを抜き、既存の棟板金を取り外し
ました。
ルーフィング(防水シート張り)
防水シート(ルーフィング)を既存の屋根材の上に貼りました。ルーフィング(防水シート張り)
ルーフィングは屋根材のすき間から雨水を通してしまった時、下地材まで染み込ませないよう守ってくれる役割りがあります。屋根材(スーパーガルテクト)施工
ルーフィングの上から屋根材を張っていきます。
今回は金属屋根のスーパーガルテクトを使用しました。屋根材(スーパーガルテクト)施工
防水シートの上から屋根材を施工していきます。
スーパーガルテクトは、軽量でありながら高い耐久性を持つ金属屋根材です。
断熱性や防音性にも優れており、スレートに比べてはるかに長寿命です。また、特殊なコーティングが施されているのでサビにくく、美観も長く保てるという特徴があります。
棟板金設置
屋根の頂部には「棟板金(むねばんきん)」を取り付けます。
棟板金の下には「貫板(ぬきいた)」と呼ばれる木材が取り付けられています。
棟板金をしっかり固定するための土台の役割を果たします。棟板金設置
貫板の上に板金を被せます。
強風や雨に耐えるようしっかりとビスで固定します。
完成
カバー工法では、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、特に雨仕舞の処理が重要になります。
防水シートの設置、棟板金や軒先、谷部分の雨仕舞を適切に行うことで、雨漏りや屋根材の劣化を防ぎ、建物全体の耐久性を向上させることができます。
完成
これで屋根のカバー工法が完成しました。